2020年の「良」【前】
最近のインターネット、暗すぎワロタ。
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暗いよね~~~最近のインターネット。
新コロの影響で気分が塞がってたり、諸々に不満が溜まったり、色々と理由はあるけどとにかくまあTwitter見てても話題が暗いことこの上ないからつられてこっちも暗くなっちゃうなっつって
そういうわけで、
「つらいものを見ると辛くなる→良いものを見たら良くなる!」
というロジックに基づいて、俺の「2020年における出会ってよかったな~コンテンツ」を10個、カウントダウン形式で紹介することにした。
※思いの外文量が増えすぎたので10~6,5~1で二分割することにした。1万字のブログとか皆読みたくないでしょ
布教狙い3割、感想文書きたさ7割。
あくまで「2020年に出会ったコンテンツ」なので2020年以前に存在していたコンテンツも多分に含まれる、というか全部がそう。
もっと言うと本当は6月とかの7月時点で「最近触れた~」という記事でもって公開する予定だったので、なんなら2019年くらいには既に知っていたやつも入ってる、タイトル詐欺甚だしいけど。
なお、コンテンツというすごく漠然としたくくりであるので、紹介されるものはネットサービスからゲームからジャンルが全てごちゃまぜであることを承知ありたい。承知してほしいことが多すぎるな。前置き終わり。
- 10位:なめこ栽培キットDX極(スマートフォン向けアプリ)
- 9位:嘘喰い(漫画)
- 8位:ゼルダの伝説 時のオカリナ3D(3DS専用ゲームソフト)
- 7位:白ごはん.com(Webサービス)
- 6位:フランス語(言語)
10位:なめこ栽培キットDX極(スマートフォン向けアプリ)
スマホゲーの古株中の古株(なめこだけに)ことなめこ栽培キットシリーズの最新作。らしい。
やれスタミナだのガチャだのと暇を潰してるんだか潰させれれてるんだかよくわからなくなったソシャゲ過渡期の今、黎明期のスローでマイペースな「なめこ」のスタイルが却って新鮮に感じたのでランクイン。
9月頃からこのゲームをプレイし始め、原木は17種ほどコンプリート、なめこメダルも1100個ほど集めるくらいにはやりこんでいる。
やりこんでいるので、「原木Lvを上げるには原木の種を問わず『純金の薬』を間断なく原木にぶち込み続けて『金のなめタマゴ』を数収穫するのが効率的である」という、どうでもいいTipsまで心得てしまった。ドラクエで言うところのメタルスライム系みたいな位置づけのなめこっぽい。
ちなみに筆者はこのテクニックを「キンタマ狩り」と呼んでいる。このブログをご覧の傾奇者のみなさんもこの冬キンタマ狩りに精を出されるのはいかがだろうか。ご覧のみなさん、いるのかな
9位:嘘喰い(漫画)
2018年に連載終了したギャンブル漫画なのだが、Twitterの広告で何度か見かけて気になったので、主義を曲げてマンガアプリで広告を消化しつつ最終話まで読み進めた。
伝説のギャンブラー「嘘喰い・斑目貘」が一般人の相棒「梶ちゃん」、化け物じみたフィジカル(想像の五十倍くらい身体能力が高い)を持つ「マルコ」とともに日本を裏から支配する賭博仲介組織「賭郎」のトップを狙う...という漫画。
詳細な筋はWikiとか他の文章上手人のブログに譲るけど、この漫画の凄い点(面白い点)を紹介させてもらうとすると、それは「細密に考えられたトリックの面白さ」と「週間連載の事実を疑うほどの高い画力」にある。
要するにドえれー面白くてハチャメチャに絵が上手い。
特に「エアポーカー編」は話の構成やトリックの出来が凄まじく、ギャンブル漫画最高峰のゲームと評価されるほど面白いエピソードなのだ。まあ40巻からの内容だけど(辿り着くまでが長すぎることだけがネック)。
ネタバレを含んだエアポーカーの紹介記事
センセーショナルなタイトルだがそれ自体は致命的なバレ要素ではないので安心して欲しい。釣りタイトルみたいなもん
エアポーカー編のみならず、全エピソードに出てくるギャンブルが全て良くできていて、キャラクターも全員魅力的なのがすごいし、序盤から終盤まで話のスケールをめちゃくちゃに拡大させながら、展開が一切のノイズなしに流れるように進んでいくところも、目立たないけれど嘘喰いのマンガとしての完成度に大いに貢献していると思う。
章ごとのつなぎがテコ入れの匂いを感じさせないスムーズさなんだよな。ワンピースのアラバスタ編みたいな展開のスムーズさ
あと立会人が全員かっこいいよね。スーツ人間が格闘するとなんであんなにかっこいいんだろうな。
8位:ゼルダの伝説 時のオカリナ3D(3DS専用ゲームソフト)
巣ごもり中に暇だったから買ったやつ。
時オカ自体は兄が64版をプレイしていたのを見ていたので知っていたけれど、2020年になって初めてプレイすることができた。おおまかな粗筋は知っていたしゼルダシリーズは既にプレイしたことがあったので特に新鮮味を感じられたわけではなかったけれど、世界観もゲームシステムも謎解きも全て良くできていて、さすがは名作だなあとしみじみと思った。
一番感動したのはゼルダとの再会シーン...
ではない。
だってスマブラで知っちゃってるもん。シークとゼルダが同一人物だってことはよ。
物語のかなり核心に近い部分のネタバレを幼少期から脳内に刷り込まれたらたまらんですよ。U○○○○○○○eのラスボスが○○○○だったとか、ド○○○Vの○○○は実は○○なかったとかそのレベルのネタバレじゃんよ。
話を戻して、このゲームをプレイしている中で一番感動したとこの話をすると、実は水の神殿の攻略が一番心を動かされた場面だった。なぜか?「水系のダンジョン」で自由に身動きが取れたから。
往々にして水系ダンジョンというのはすべからく(広義と狭義両方の意味で)不自由を強制されるイライラステージであるので、フックショットとヘビーブーツでストレスレスに(ストレスレスってなんか面白いな(アスパラガスみたいだ(もっといい例えあった(悔しい(Excelの計算式みたいになってる)))))ダンジョンを攻略できる水の神殿が画期的に感じられたというわけ。
その感動を共有したくて「時オカ 水の神殿」で検索しようとしたらサジェストに「トラウマ」が出てきた。悲しいなあ
ちなみに時オカと同時に続編である「ムジュラの仮面」も買っていて、とちらも既にクリア済みなのだが、うーん、なんというか時オカの方が好きだな、という感想を持ってしまった。
これは三日間のタイムリミットは現実時間にして1時間なのだが、謎解き・アクションともにかなり難しく設定されており、初見プレイではとても「ダンジョン到達→謎解き→ボス討伐」のフローを1サイクル内に完了できなないため、
「いちいち進行度を白紙に戻されながらダンジョンを攻略していくストレスが謎解きのカタルシスを上回ってしまう」という印象が常にあったため。
一応タイムリミットを1時間から2時間に伸ばす手立てはあるんだけど、それでも結構厳しい。世界観は時オカより好みだったし、ロックビル神殿のギミックはすごく斬新で面白かったんだけど。
それと、ゲーム本体とは関係ないけど時オカとムジュラはRTA動画がどれも面白くて、その面白みを味わえたというのも買って得したポイントだったりする。
特に時のオカリナは「全てのダンジョンを逆順に踏破する(Reverse Dungeon Order)」みたいなトンチキな動画もあってかなり面白かった。
nico.ms2018年の動画だからのじゃおじについてコメントがたくさんある 時代だな...
久しぶりに遊んでもゼルダは面白かったし、次はトゥーンのやつを買おうかな。
7位:白ごはん.com(Webサービス)
これです。
ゲームマンガゲームと続いて唐突に「白ごはん」!?と思われるかもしれないけど、自炊を始めた身にとってはかなり役に立ったサイトだった(し、勧めたいと思った)ので、紹介した所存。「Cookpadは地雷」という言説は頻繁に聞いていたけどどこのサイト使おう...の末にたどり着いた。
料理経験が家庭科の授業オンリーだったので、料理については右も左も分からなかった(お箸を方が右でお椀が左なのは知ってるぞ!)ため、細かいところを一から記載してくれている白ごはん.comにはかなり助けられた。「みじん切りは竹串2本使って隙間作るとやりやすい」とかね。
あと調味料が酒・みりん・醤油・砂糖塩コショウでだいたい事足りるレシピが多いのもかなり助かった。一月に一回も作らないような麻婆豆腐のためだけに豆板醤とか抱えてらんないしね、とくに一人暮らしの冷蔵庫なんかクッソ小さいんだから。
白ごはんといいつつチャーハンを載っけていたり、逆に海苔の佃煮なんかは無かったりしているのは少し面白かった。ここにレシピがない時はクラシルとか味の素とかナディアとか使ってるけど、他にもいいサイトないかな~ おすすめがあったら教えて下さい。
6位:フランス語(言語)
えっっっっっっ!!!???
フランス語!!!?????!!!??
フランス語って「あの」!!??!!!???
そういう本でもゲームでもなく???????!!!!!!!!
曖昧すぎるッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と思われるかもしれないけど、これが本当になかなかよかった。(よかった。というのはちょっと変な形容だ)
怠惰の煮こごりのような性格で、ともすれば永遠に勉強をしないであろう自分がなんとか「大学生としての自覚」を保てたのは、結構このフランス語に真剣に打ち込めたことによるところが大きいんじゃないかなと思っている。
カッコつけて選んでるわけじゃないんだよ、マジで。信じてくれ
英語学習の下地があったんで特別理解に苦しむことなく、それでいて新しくて難しい内容を学習できることのカタルシスがモチベーションの点ですごくよかった。文法も発音も英語に比べてかなり難しいけど、
少し関係ないけど、フランス語はすごく基本的で重要な単語がめちゃくちゃ音節短いのがかなりウケる。
だって英語だと「This is a pen. ディスイズアペン」なのがフランス語だと「C' est un stylo. セタンスティロ」なんだよ
英語話者がディスイズって二回も口を横に引いたり戻したりしている間にフランス人は「セ」って一音発するだけ。面白すぎる
haveに相当する単語もai(エ) とか as(ア) とかa(ア) とか全部めっちゃ短い。よく使うからこそ短いのだろうが。
フランス語を勉強していることで良影響だったと思うのは、溜まっていたウォッチリストのフランス映画領域(「レオン」に「アメリ」「汚れた血」など)に手を出す意欲が高まったことも含まれてる。
「汚れた血」はもともとボウイの「Modern Love」
[http://]
が劇中歌に使われているというだけで関心を持ってウォッチリストに入れていたんだけど、ストリーミングはどこも取り扱ってないわゲオには無いわでずっと放置していた。
つい最近ゲオに配達サービスが有ることを知って─フラ語学習の後押しもあり─やっと観ることができた(よりによってクリスマスの日だった)。
「汚れた血」って題名と「愛のない性行為で感染する病気が流行ってる」って設定から、重めの陰鬱としたシリアスな映画(セブンみたいな薄ら汚いサスペンスな雰囲気)を想像してたけど、思いの外青々とした空気感のラブロマンス映画だった。好きだけどね。
件のModren Loveのシーン(劇中ではL'amour moderneって聴こえた。こういう気付きって楽しいよね)も最高だったし、観られて良かったな。ヒロインのジョルジェット・ビヌシュがすごく綺麗だったし
それとアフロビートを再聴するようになったこともちょっと関係があるかな。そもそもジャズをよく聴いた一年だったのもあるけど。トニー・アレンが亡くなったニュースに驚いたのが4月だったから、やっぱりあんまり関係なかったかも。
かなり話題が散逸してしまった感があるけど、要するにフランス語学習がいろんなモチベーションのもとになってくれてHAPPYという話でした。